昼間は暑くても朝晩は涼しくなってきました。
天気予報を見る限り、山間部では10度台半ばか前半とキャンプ地はそこそこ寒くなってきたようです。

そろそろ冬キャンプに向けて準備を始める時期になりました。
灯油タンクとしてキャンプ界ではメジャーのヒューナスドルフを使用してしています。

見た目は良いのですが、そのままだと空気穴がないので灯油が出にくい、出てもホースから灯油が漏れやすいと使用面では全くもってダメ。
先人の知恵でデメリットを解消するカスタマイズをやってみました。


すでにホースからのお漏らし対策のパッキンは導入済み。



今回は純正のホースだと径が大きいので、ストーブに直接給油できないので注ぎ口の改良と空気穴の設置です。
この２つのカスタマイズに使う部材です。

使用する部材の一覧
＜空気穴の加工＞
M6サイズで穴開けするために仕上げタップとT型タップホルダ
空気穴を塞ぐのにM６ネジとゴムワッシャー
＜注ぎ口加工＞
ホースニップル（φ10.5　R３／８）とシールテープ

これらのものは耐油性を謳ったものではありませんので、性能がどの程度持続できるかは不明です。


＜空気穴の作成＞
電動ドリルで下穴を開けます。



下穴にM６のネジ穴を開けるのにT型タップホルダにM6のタップを取り付け、ねじ込みます。



M６のネジにゴムワッシャーを入れ回し入れます。

ネジ山に切り込みを入れればネジを抜かなくても空気穴が開くのでしょうが、金属加工の技術はないので使用するときはネジを抜いて穴を露出させて使用することとなります。


＜注ぎ口の加工＞
ホースニップルと純正ホースの先端を揃え、純正ホースをホースニップルのネジ山部分より先の長さ分を切り取ります。



ホースニップルのネジ山部分にシールテープをふた巻き程度巻きます。



ホースニップルを純正ホースに入れるときは、差し込むのではなくねじ込むように回し入れます。



灯油漏れしないかを確認するため、ホースに水を注ぎ漏水チェックをしました。



ネジ穴を作るときにタンクに落ちたプラ屑を洗うのを兼ねて、タンクに水を入れホースから水を出しましたが息継ぎがなく、スムーズに水が出たので灯油でも問題ないかと思われます。
そもそもタンクをそんな加工をしなくても普通に使えるが当たり前なのでしょうけど・・・。