今年の冬キャンプは長時間安定して使える灯油ストーブを導入するのがテーマの1つでした。
フジカが候補でしたが、納期が不明で受け取りは着払い。雪峰祭でアウトレットで即入手ができたタクードを購入したのは
先日のブログで紹介しました。
購入して2回タクードを使って思ったのが、用途が「煮炊き」なので上方向の熱量の比べ側面の熱量が非常に小さい。
これからどんどん気温が下がるのに足元が暖かくならないと厳しいかなと思いました。
やはりフジカにすればよかったかなぁと後悔していたところで、たまたま目にしたのがタクードの燃焼筒の交換です。
燃焼筒を交換したタクードです。
交換に使った燃焼筒はトヨトミのKR-47Aの燃焼筒です。
この燃焼筒の入手方法は最初、燃焼筒を大手家電量販店で注文したところ、部品単体での販売は全店舗でできないと連絡がありました。
次に販売元のトヨトミのお客様サポートに聞いてみたところ、部品売りはこの電話でも着払いで販売でき、同社製のストーブを扱っている大半のホームセンターなら注文可能と思われるとの回答がありました。
とりあえず、近所のホームセンターで注文したところ、数日で届きました。
ストーブの型番(KR-47A)と燃焼筒の品番と商品コードを伝えるとスムーズに注文できました。
ちなみに値段は税込7,800円弱でした。
この燃焼筒、所謂「ポン付け」で燃焼筒を交換するのは無加工で取り付けることができます。
ただ、純正燃焼筒と比べるとKR-47Aの燃焼筒は高さがあるので、そのままで使用することはできません。
燃焼筒を交換することで高さが4cm程度高くなるため、ストーブの周りにあるガードに4cmの下駄を履かせる必要があります。
高さ4cmのアルミ板をホームセンターで購入してガード下に噛ませます。
あとは固定するネジを用意すれば完成です。
燃焼した状態。見た目も暖かさがありますが、側面も純正よりも暖かです。
テスト燃焼は屋内でしたので、タクードを使うのはあくまでも屋外。
先日行ったamanayuキャンプ場で、燃焼筒を交換したタクード(改)のフィールドテストをしてきました。
使用時はサーカスTCの片側を22時過ぎまで全開にし、タクード前に座って過ごしましたが足元は暖かく、純正のときよりも快適性は増しています。
熱量が増えたせいか、灯油の消費量は増えました。
公式では容量3.1Lで燃焼時間は約15時間。
今回のフィールドテストでは満タンにして16時頃に火を入れたので、翌朝までは灯油が持つ計算でした。
燃焼筒を交換し、最大火力で使い始めて5時間後。燃料計は残量0に近づいています。
正確ではありませんが、使用時間だけで考えると灯油の消費量は約3倍となります。
過去2回使って同じく最大火力で5時間使っても灯油は半分以上残っていたので、かなり燃費は悪くなります。
21時過ぎに満タンにし火力を半分以下にし、一晩中使い翌朝8時過ぎに燃料切れとなりましたので、公式仕様に近い消費量となります。
燃焼筒を交換して全開で使うなら、今まで用意した灯油の1.5倍から2倍持参した方が安心です。
灯油を従来と同じ量に抑えるなら、火力は半分程度に抑えれば同じ時間は使えそうです。
高さが変わるので、蓋つきのケースを使われている方は要注意です。
タクードのケースとして定番なのがスノーピークのギアコンテナです。
燃焼筒を交換してもギアコンテナには収まりますが、上部が結構膨らむので収納状況が変わります。
今からタクードを買って燃焼筒を変えるという使い方は、IGTに組み込みたいという方以外にはオススメしません。
定価でタクードを購入し燃焼筒等を用意すると5万円弱。
この値段を出すならフジカなど別のストーブにした方が、コスト的に幸せになるかと思います。
すでにタクードを持っていて、ちょっと暖かさが足りないかもと思っている方には劇的に変わりますのでオススメです。