今年1月に車をSUVに買い替えたので、全高があるのを活かせる車に取り付けるシェルターを探していました。
ルーフに取り付けるテントは値段も高く、テントと人の重さにルーフが耐えられるのがどうしても不安。
カーサイドオーニングも同じく値段が高く、常時ルーフに取り付けているので燃費が気になる。
必要なときに取り付ける、カーサイドシェルターがいいと思いました。
ブラウンを基調としたカラーリングとサイズでogawaのカーサイドシェルターに決めたのですが、今まで購入は見送っていました。
自粛期間に突入し、それがいつ解除になるかもわからない。
買ってもすぐに使うことができなく、悶々するのもね・・・。
自粛が明けたので、いろいろとポイントを貯めていたナチュラムでポチッと購入しました。
テントやタープのケースは、巾着タイプよりもバッグの方が入れやすいので好きなのですが、カーサイドシェルターのケースは巾着タイプでした。
収納サイズは約70cm x 約20cm、4.2kgとお世辞にもコンパクトとは言えません。
袋から中身を取り出してみます。
本体・ポール2本、車体に取り付ける吸盤2個とアンカーバッグ2枚、ペグ7本。そしてハンマーが付属品です。
今までいろいろな幕を買いましたが、ハンマーが付属品になっているのは初めてです。
付属のハンマーは軽く、鍛造ペグを打つのにはちょっと心許ない感じです。
あと、細かいところですが取扱説明書が濡れても破れにくい紙で作られているのは、屋外で使うものの取説としてはすごくいいと思います。
カーサイドシェルターが週後半に届き、週末は河原で試し張りと思っていたのですが、タイミングよく週末に予約が取れたのが先日のキャンプでした。
カーサイドシェルターの組み立て自体は非常に簡単です。
ポール2本を幕体のスリープに通すだけ。インナーテントを組み立てたことがあれば迷うことなくできるレベルです。
ただ唯一悩んだのが、車体側の取り付けです。
取り付け自体は付属の吸盤を車体に取り付け、吸盤のネジにシェルターの固定テープを入れて三角ネジで締めるだけと簡単です。
ルーフレールなしの車だと吸盤の位置はかなり自由が利きますが、ルーフレールがあると吸盤の取り付け位置をどうするか迷うかもしれません。
カーサイドシェルターの設営・撤収の最大の注意が風です。
もちろん他のテント・テープも風は大敵ですが、一人で設営・撤収するときに風が吹くと確実に煽られます。
例えるなら全幅2m以上の巨大凧がカーサイドシェルターです。ちょっと強めの風が吹けば1人で支えるのは容易ではありません。
突風が吹きやすい場所や線だけ区切られた狭い区画で使うのは、ちょっとリスクがあるかもしれません。
先日の初張りでも撤収の時に少し風が吹いてきたので、タイミングを見計らいつつ作業をしました。
風で煽られたら、1人だと制御するのはかなり難しいかと思います。
取説にも記載がなく、付属品にもないのがガイロープ(張り綱)の扱いです。
テントにはガイロープを張るものだと思っているので、これについて全く触れていないのは違和感がありました。
取説にも書かれていなく、ガイロープが付属品になくても、おそらくここに取り付けるだろうなと思われるループは4つあります。
前面パネルの左右端っこに上下2箇所にループがあります。
出入り口のパネルは車体方向に開くので、このループはガイロープで使っても問題はないかと思い、ガイロープを取り付けました。
ちなみに付属のペグの数は7本で、本体に使用するペグの最大本数は7本。ガイロープ用のペグもありません。
撤収の時にガイロープを残しておけば、最悪風で飛んで行くことは防げそうですので、個人的にはガイロープを取り付けることは強く勧めたいです。
カーサイドシェルターの形状は正面から見ると台形、サイズは上辺が175cm、下辺が285cm、高さが210cm、奥行きが247cmです。
リビングタープとして使うなら2人分のチェアとテーブルとクーラーボックスなどの小物類を置くテーブルが置けるサイズです。
これをソロ用のシェルターとして使うとどうか・・・
テンマクのモノポールインナーテントをこのように置いて、車体・幕にギリギリ干渉しない感じです。
奥行きは数値では広く感じますが、幕自体傾斜がありますので、底のサイズでインナーテントを入れると車体か幕体に干渉することとなります。
前面パネル側にインナーテントを入れると干渉はないですが、雨が降った時など篭る場合、リビングはうなぎの寝床状態。
寝るときに外に出していたものを中に入れるのにもうなぎの寝床の形状だと、夜中にトイレへ行く時に誤って蹴っ飛ばした時に車が傷つく可能性もあります。
ちなみに外に出していたものは、クォルツのスタッキングローテーブルとローテーブルとチェアのみ。
これを夜中にシェルターに突っ込んでも、ごちゃごちゃせずに収納できました。
このシェルターを買う前に使い勝手いろいろと調べましたが、車中泊のタープとして使われている方が多かった感じです。
このシェルターでコット寝は正直あまりオススメしません。
カーサイドシェルターの形状は、普通のシェルターを半分に切った感じですので、車体の下は何も覆われていません。
また前面パネルの窓はメッシュになりますが、出入り口のパネルはメッシュがありませんので、虫は入り放題。
風も入りますし、ゴミもきちんと片付けないといつのまにか猫がシェルターの中にいるなんてことも・・・。
シェルターと名がついていますが、目隠しのあるタープとイメージしてください。
あと、雨が降って乾燥させようとすると、車体側はシェルターがくっついているので乾燥が進みません。
また、吸盤を入れる場所が全部で8箇所あり、これがレザーで補強されています。
吸盤を止める穴に雨が染み込み、これがレザーにも染み込みます。
補強でレザーを使うのはすごいと思ったのですが、濡れると乾くまでに結構な時間がかかります。
この日も朝は曇天で風が吹いていたので、幕体はほぼ乾燥したのですがレザー部分が乾燥できませんでした。
朝からずっと陽が当たればチェックアウトまでには乾燥するかもしれませんが、曇天だと自宅での乾燥が必要になるかもしれません。
シェルターとして幕内に篭る場合、ランタンを引っ掛けるループがありません。
個人的にはこれは一番不便を感じました。
以前、ヴィガスを考えていたときにも、ランタン用のループがなかったのでogawaの設計思想なのでしょうか。
今までテントを設営したことのある方でしたら、ケースから取り出して幕体の設営が完了するまで20分あれば立てられるかと思います。
設営に手間がかかるようなものはデイキャンプでは向きませんので、このシェルターはデイキャンプではかなり使い勝手はいいと思います。
キャンプでは特性を考慮したうえで使えば、普通のシェルターよりも軽量でコンパクト。設営時間も短いのでソロではかなり使えると思いました。
晩秋・早春だとこれにタクードくらいのストーブを入れて使っても、換気も十分でき、車体に近づけなければ安全に使用できそうです。