数十年ぶりのDIY 〜幕避け作成〜

ぶーだん

2019年11月26日 19:12

薪ストーブを使い始めて3シーズン目に突入。
春から秋はあまり張らないサーカスTCかメガホーンIIIですが、晩秋から初春までの「冬キャンプシーズン」では出番が増え、ほぼこの二択の状態です。
薪ストーブの設営に時間が取られる分、短時間で立ち上がるこの2つの幕は冬幕としてはベストで不満はありません。

いつも同じスタイルもいいのですが、いつかチャレンジしてみたいと思っていたのが煙突の横出し。
今年はリビングシェルS Proが加わったので、設営手間はサーカスTCやメガホーンよりも少しかかりますが、気になるほどではありません。
幕の設営手間はクリアしたものの、幕避けとL字煙突の確保が課題となりました。
シーズン物はトップシーズンは避けるのが、どんな買い物でも通説だと思っていますので、L字煙突は春先に見つけたので確保済み。
あとは、最大の難関である幕避けの作成です。
先日ジョイフル本田へ行ったのは、幕避けの材料を購入しに行ったときのものです。


幕避けに使った部材
・900 X 450 mmの板(4枚)・・・側板2枚・前板1枚・底板1枚
・900mmの角材(3本)・・・側板(表・裏)・前板(表)のストッパー
・600mmの角材(1本)・・・前板のストッパー(裏)
・蝶番(2つ)・・・側板の接続
・あおりどめ(2つ)・・・側板と前板の接続
・パッチン錠(2つ)・・・前板の固定
・留め具(1つ)・・・前板の固定

以上のものを購入し、半日かけて作った幕避けがこちら。

ノコギリで板を切って何かを作るなんて、中学以来かもしれません。
手先は不器用なので、できるだけ作業工程は少なくしたいので、ノコギリで木材を切ったのは使ったのは前板の部分とつっかえ棒だけ。


幕避けの構造は側板2枚の上部を蝶番でつなぎ山型にし、前面に煙突を出す穴を開けたパネルを取り付ける一般的な幕避けの構造で作成しました。

テンマクのウッドストーブLを横出し煙突で設営する場合、地面から横出し煙突の上部までの高さは約70cmなので、高さを10cm以上の余裕を持たし、持ち運びができる板の長さが900mmの板でした。
900mmの板は規格品ですので、側板になる部分は特に切り出す必要はないと考えました。


切り出す必要があったのが前板。
当初は1枚板を二等辺三角形に切り、自在錐で煙突を出す穴を切り抜く予定でしたが、円形で煙突穴を切り抜いて、位置を修正するのが大変。
代案として板を対角線に切り、煙突穴を四角で切り出す方法に変更しました。


組み立て式にするために側板と前板を接続するのに「あおりどめ」を使いました。

当然、このままだと側板が自然に開いていき、煙突に接触することとなりますし、前板が観音開きの状態なので側面だけを固定しても不安定になります。
底板に角材をストッパーとして側面、前面に並行に2本取り付けました。

溝に板を差し込めば、毎度同じ位置で取り付けるので簡単に設営ができます。
また、ある程度の風や何かが幕避けに当たってもズレにくくしたつもりです。


前板にパッチン錠を裏側に2つ、留め具を前に1つ取り付け前板が分解しないようにしてみました。
ちなみに少し蹴ってみましたが外れませんでした。

とりあえず、幕避けらしい形にはなりましたが、肝心なリビシェルには合わせていません。
リビシェルに横出し煙突を出すときは、幕の側面から出すのが一般的らしいですが、リビシェルS Pro1号機は前パネルが焼損しているので、そこから煙突を出す予定です。
ここからうまく出せるのか、どこかで実地テストをしてみたいところです。


幕避けをバラした時のサイズが900 X 450 mmです。
スノーピークのIGTフレーム(846mm X 496mm)に近いサイズなので、IGT用のマルチパーパストートバッグMに収まります。
IGTが入るオレゴニアンキャンパーのグリルテーブルキャリーバッグに幕避けを入れました。

バッグに収まるので持ち運びはなんとかなりそうです。
幕避けにエルボ2本、支柱諸々でただでさえ積載量がいっぱいのところ、また荷物が増えちゃいます。

幕避けってこれで本当に大丈夫なのかと思いながらも、横出し煙突にチャレンジするワクワク感があります。




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