サーカスTCは引篭もりソロキャンプには最適なテント

ぶーだん

2017年11月28日 22:07

今年の春先に買ったサーカスTC。

TC幕は火の粉に強いと聞き、焚火の火の粉で穴を開けたくないと思ったのと、ワンポールは設営がえらく楽と聞いていたので購入をしました。
設営はえらく楽なのですが、見た目以上の重量で約8.6kgです。割とずっしりした感じです。
高さも280cmあり、着替えも座ったままや中腰にならなくともできるので、これは本当に楽ですよ。

テントは絶対にインナーテントがないとダメと思っているので、最初は違うテントのインナーテントを入れて「カンガルースタイル」にしていました。
購入当時は純正のインナーテントが発売されていませんので、スノーピークのペンタイーズをインナーテントにしていました。
入口にメッシュがないので、夏場は通気で開けていると虫が入るので春先に使って、塩漬け状態でした。

季節が変わって晩秋。
虫の心配がなくなったのと結露がしにくいと聞いていたので、再びサーカスTCを使ってみました。
設営だけだと20分はかからず、本当あっという間。
中に暖房を入れるのと、虫の心配もないのでインナーなしで広々と使っています。

幕内にコット、薪ストーブ、武井ストーブ、SESERAGI、焚火テーブル、チェア、フィールドラック、折りたたみベンチ、薪を入れるコンテナを入れています。
これだけのものを入れることができるので、そこそこの広さと言えます。
ただ、あくまでもソロ利用。2人だとこれにコットとチェアを追加するとやや窮屈かと思います。

サーカスTCに薪ストーブを入れるとどうなるのか。
煙突を出す穴を自分で加工するか、入口部分を開けて使うかになります。
使用している薪ストーブはドッペルギャンガーの「はじめてのまきちゃん」ですので煙突は垂直出しです。
垂直出しの煙突であれば、入口から出すことができます。
サーカスTCの入口は、上下のWジッパーの仕様となっています。


垂直煙突であればWジッパーの上の部分、横引き煙突であれば下側のジッパーを開け、煙突を通します。

ジッパーが熱で変形しないか?という懸念がありましたが、今のところは問題は起きていません。
但し、煙突カバー(幕避け)はもちろん必須です。

ただ、煙突カバーの径によっては、かなり隙間ができますので換気と捉えるなら問題ありませんが、夜間は風が入る混むので、コールマンのコンビニハンガーでジッパーが閉まらない部分を挟み込み、隙間風を防いでみました。

G-stoveの煙突ガードを使っていますので、径は100mmでもそこそこ開きますから、通常の薪ストーブだと煙突ガードは120mm以上あるかと思いますので、かなり入口が開いてしまうかもしれません。

ポールにランタンハンガーがあります。

写真のシルバーの円板状の下にあるフックがランタンハンガーになります。
ちなみに円板状のものは、メガホーンIIIでもやっていたタープとの連結用につけている金具です。
このランタンハンガーは燃焼系ランタンは使用禁止となっています。
ポールに対して直角に固定することはできない構造のため、燃焼系ランタンは不可だと思われます。
自己責任でもここに熱くなるランタンを吊り下げようとは思いません。
あまり使い勝手がよくないのでこのランタンハンガーは使ったことはありません。
照明はドッペルギャンガーのUFOライトをメインにして、スポットでアマゾンで買った充電式LEDランタンを使っています。

ランタンハンガーの下に穴がありますので、紐を通すこともできますし、何かを吊るすには重くないものでしたらスノーピークのランタンハンガーLを使って吊るしています。

サーカスTCをできるだけきれいに設営するには、ガイロープをサーカスTCから遠くない長さでペグダウンすると形が歪になりにくいです。
本来は幕体とペグダウンしたガイロープが鋭角の方が強度がでますから、自ずとガイロープは長くなります。
セオリーとおり鋭角にペグダウンすると、本体とガイロープを結んでいるループが引っ張られ、やや歪な形になります。


自在でガイロープをやや短めにして、強度が維持できそうな45度ぎりぎりでペグダウンすると見栄えもよく、強度もなんとか維持できそうです。



TC幕は乾燥しにくいと聞いていましたが、TCよりもスカートが乾きません。
できるだけ結露をさせないために、幕内の暖房に影響がでない範囲でシートを敷いています。スカートは幕内に入れ込むようにして、朝にスカートを外に向けて出せば、乾燥も早い気がします。
自分なりの工夫ですが、やはり結露はしますので、早々に幕内を片付けて、中身を無くしてから締め切って薪ストと武井ストーブを使って強制的に乾燥させています。
乾燥中は外に出した幕内の物を片付けて、酸欠にならないようにしています。

ここ2回のキャンプブログで書いているのが、幕体に火の粉で穴が開いたということです。

サーカスTC用に追加煙突を購入し、高さは純正よりも長いのですがそれでも火の粉が当たってしまいます。
TCは普通の素材よりも「強い」だけで、「防炎」でも「難燃」ではありません。
理屈ではわかっているのですが、どうしても火の粉に対しては問題ないと思ってしまっているものですから、穴が開くとショックです・・・。
おそらく普通の素材でしたら、かなり大きな穴が開いていたかもしれません。
同じテンマクから出ている焚火タープは、穴が開かないのかと少々疑問に思ってしまいます。
まぁ、あっちは別売りで火の粉避けのガードがあるので、タープ下の焚火はそれを使うことが前提なのかもしれません。

今、所有している幕で最高の引篭もり幕はスノーピークのタシークですが、こちらは設営がやや手間です。
設営が手間なうえに、薪ストーブを入れるとなると手間が増えるので横引きの薪ストーブを買わなかった理由がここにあります。
薪ストーブの設営・撤収の時間を考えると、幕はできるだけ手間がかからないものがいいかと思います。
薪ストーブを入れることを考えると、メガホーン3は非常によくできた幕ですがやや中が手狭な感があります。
終日引き篭もるつもりなら、快適性を求めたいところです。そこのバランスを考えると冬のソロ幕はサーカスTCがベストバランスかと思います。
今冬のキャンプは、快適に過ごすときはサーカスTC。荷物を少なくして楽しむならメガホーン3。この2択で行こうかと思います。


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