スノーピークの2ルームシェルター タシークを買って間もなく2年が経ちます。
スノーピークの2ルームシェルターはいろいろブログで見ますが、タシークは群を抜いて影が薄い・・・。
そんなタシークを紹介します。
=タシークはどんな人向け?=
スノーピークのサイトでは「普段2人でキャンプすることの多い人向け」と説明されています。
実際に使ってみて、付属のインナーテントは大人2人寝るのが精一杯の広さです。
ダンロップのキャンピングマットGMT26を2枚敷くと、ほぼギリギリになります。
奥に寝る人は夜中にトイレで起きると手前に寝る人を跨ぎ、さらにインナーテントのジッパーを開けて出るわけですから終日の快適さを考えると、私はソロ向け2ルームシェルターだと思います。
=ソロで2ルームシェルターって過剰じゃない?=
どんなキャンプをするかでしょうが、2人用ドームテントにタープを組み合わせて設営するのと同じ状況かと思います。
タープと違い開放感はありません。
ただ、秋から冬にかけてシェルター内でぬくぬく過ごしたい、道具をあまり人目に晒したくないソロキャンパーの方には自信をもってオススメします。
特に過剰と思ったことはありません。
キャンプ中にのんびり人目を気にせず寛ぐのを目的とするときには必ず設営するテントです。
=1人で2ルームシェルターを張るのは難しくない?=
初めてタシークを張ったのは、キャンプ回数13回目でした。もちろんソロしかキャンプをしたことがありませんので、一人で設営です。
キャリアが浅くても張れることはできました。
あくまでも「張れることはできる」で、最初はタシークを立ち上げ、インナーテントまでセッティングを完了するまで2時間程度かかりました。
ちなみに今はインナーテントまでセッティングを完了するのには30分から40分程度でしょうか。
設営で気を使うのは1人で設営すると支える人がいないので、Aフレームを入れ立ち上げるときの風です。
センターフレームとAフレームのみで立ち上げる時が一番不安定で弱い状態ですので、そこが一番気を遣います。
あとはペグの本数が20本以上ですので微妙に手間です。
=これからの季節、ストーブを入れて使えます=
テント内のストーブの使用はほとんどのメーカーでは絶対禁止となっています。
スノーピークのレインボーストーブの使用対応シェルターにタシークがありますので、取説にある条件を満たせば使用することはできます。
昨冬、武井ストーブをタシーク内で使用して換気に十分気をつけて使って、非常に快適に過ごすことができました。
=2ルームシェルターのメリットって?=
シェルターは風の吹き込みがない分、寒い時期や雨キャンプでは快適に過ごせます。
あと、道具を全て中に入れることができるので、シャワーへ行く、食器を洗うなどでサイトから離れる時も安心です。
防犯も兼ねることを考えると、ソロこそシェルターとも言えます。
使ってみて便利だと思ったのは、背が高いのでリビング部分で着替えると体に負担なく着替えことができること。
そして、アウターやタオルをシェルター内にハンギングチェーンを取り付ければ、掛けることも干すこともできます。
これが案外便利です。
=もしタシークを買ったら、オススメのオプションは?=
オプションはその人の考えや嗜好もありますが、私はグランドシートとシールドルーフを買いました。
シールドルーフはルーフ部分の結露軽減と若干の暑さ対策にはなります。
シールドルーフを取り付けるなら、身長は170cm以上ないと少々大変かもしれません。
取り付け自体は難しくはなく、タシーク前後のベロクロにシールドルーフを貼り付けて取り付けるだけです。
=シェルターに引き篭もるキャンプはなんとなく勿体無い=
天気が悪いとシェルター内で過ごさざるを得ないですが、やはり焚火をしたりシェルター外でも過ごしたいものです。
私もどちらかと言えば、外で座って過ごすことが多いです。
そのようなスタイルで過ごす方は、タシークとコットンやTC素材のタープを連結するのをオススメします。
コットンやTC素材は火の粉に強く、影も濃いので、それらのタープをタシークと接続すれば昼間はタープ下でのんびり過ごせ、そのまま夜に近くで焚火も楽しめます。
連結のやり方は以前
アメドとムササビの連結方法を紹介しましたが、考え方は同じです。
ワンポールテントに比べたら設営の手間は多いし、アメドSと比べれれば重いしで、ソロキャンパーにはいいところがないようなタシークです。
ファミリー用に転向されるとオプションでエクステンションがありますが、そこまで買えばランドロックが買えるほどの値段。
位置づけが微妙ですが、一度これを使ってソロキャンプをすると、ちょっと嫌な話ですが防犯面での安心感はあります。
冬に快適に過ごすのに石油ストーブを使うなら、ソロでタシークは間違えない選択かと思います。