牛乳パックは最良の着火剤

ぶーだん

2020年07月17日 21:26

梅雨が明ければ、本格的なキャンプシーズン到来です。
キャンプと言えば焚き火だよねぇとか、やっぱりアウトドアはBBQだよと、キャンプではこの2つは定番キャンプスタイルです。

この2つに共通する作業は薪や炭に火をつけること。
ガチな人はチャークロスやフェザースティックにファイヤスターターで火をつけたりしますが、多くの人は着火剤を使っているはずです。
私も市販の着火剤を使うことはありますし、ブログでも着火剤を紹介したこともあります。
しかし、着火剤って地味にコストがかかるものです。


焚火や薪ストーブの着火剤として、毎回使っているのがどこの家庭でもある牛乳パックです。

普通は飲んだあとは、資源ごみとかで捨ててしまいますが、私にとっては貴重な着火剤です。


牛乳パックを開いた後、1面を切り、適当に切り込みを入れます。

1面を切り取る、切り込みを入れる時はハサミなどで上品に切りません。手で切り裂きます。
別に面倒だから手で切るわけではありません。
手で切ることで切り口が毛羽立ち、火を着きやすくするためです。


これを丸めて、最後に少し絞ります。

1つの牛乳パックで4つできますので、これで着火剤が4つ出来ることになります。
この時に1つは緩めに絞り、徐々に絞ったもの、そして最後は若干きつく絞ったものを用意します。
牛乳パックを絞るほど、火の回りが遅くなり火持ちが良くなります。
緩く絞ったものをに着火していき、絞りをキツイ順に配置していくと、感覚ですが5分程度は燃えてくれます。
焚き火台の大きさなどで牛乳パックの量を増やしていけばよろしいかと思います。
ちなみに私が使っている焚火台、薪ストーブでどれくらいの牛乳パックで着火しているかですが・・・
ソロストーブ・・・牛乳パック半分程度
テンマク ウッドストーブL・・・牛乳パック半分から1本弱程度
スノーピーク焚火台S、ユニフレームのファイヤスタンド風焚火台、薪グリル、グルグルファイヤー・・・牛乳パック1本程度



焚き火であれば、細く割った薪の下に散らしてつつも、順番に火が着くように置いていきます。

この写真だと左側の牛乳パックから着火していき、右側の牛乳パックまで燃え移る頃には薪に火は着きます。
薪の条件が悪い時もあるので、1回のキャンプで持っていく牛乳パックは4本分くらいを持っていきますが、全てを使うことはほとんどありません。

炭の時はこの牛乳パック着火剤を中央に入れ、炭を囲むように置いていくか、チャコールスターターの中に同じように置いて炭に火を起こします。
備長炭では試したことはありませんが、いつも使う岩手切炭だと牛乳パック2本分あれば着火できています。


牛乳パックを開いた状態で持っていけば、この方法で火を起こす前にまな板として使って、使った後には着火剤として使えますので、洗う手間はありません。
開かず持っていけば、翌日にアルミホイルに包んだパンを入れて、牛乳パックに火をつければトーストもできます。
キャンプに行く前の1、2週間分の牛乳パックを洗っておけば、必要な本数は十分に準備できるかと思います。


ちなみに新聞紙を着火剤にしている人を見かけますが、お勧めしません。
まず火持ちがよくないこと、あと火が着き始めると火がついた灰が舞い上がりやすいです。
混雑したキャンプ場で隣のサイトにこの灰が舞うとどうなるか・・・
自分のタープやテントに穴を開けるのは勉強代として諦めるほかありませんが、他人のタープやテントに穴を開けたら一大事。
家族でホテルに泊まった方が安かったなんて代金を弁償しないといけない場合もあります。
どんな方法で火をつけるにしても、火と刃物は慣れと甘く見た時にはかなり危険なことになります。
私もたまたま大きなトラブルに遭っていないだけですが、ヒヤリハット的なことは何度かあります。
ケガや迷惑をかけずに、自分も周りも普通に何事もなく楽しみたいものです。



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