先日行ったみずがき山森の農園キャンプ場の施設について、今後利用するときの備忘録として書きました。


＜道路状況＞
県道23号からみずがき湖経由で県道610号までの道は、特にすれ違い困難などなく通行できます。
県道610号から荒川林道（クリスタルライン）に入ると、カーブが続き見通しが悪い箇所もありますが特に運転に困る、不安を感じることはないかと思います。
クリスタルラインからキャンプ場へ入る道から道路環境は一転。

こちらの道は入口付近は舗装路ですが、その先から未舗装路となります。
轍、窪みが結構ある道で、車高を落とした車はもちろんですが、乗車人数や積載物の状況によっては車を擦るかもと思う感じです。
道幅も途中ですれ違いのための待避所がいくつかありますが、それ以外ではすれ違いは難しいので、アーリチェックインを利用する場合や夕方に温泉へ行く人が出始める時間はちょっと注意が必要かもしれません。
ただ、見通しが悪い場所はそんなにないので、待避所を押さえて走れば問題はないかと思います。

＜買い出し＞
中央道を利用した場合、最寄りのICは須玉ICとなります。
キャンプ場の公式HPの道案内にもありますが、須玉ICを降りて「西川橋西詰」交差点を左折し、くろがねやの隣に「ザ・ビッグ北杜須玉店」があります。
こちらはイオン系列ですので、WAONなどのイオン系カードが使えます。
須玉ICと西川橋西詰交差点の間に山梨ではおなじみの「オギノ」が建設中です。


＜管理棟・販売品＞
管理棟には受付・野菜販売・シャワー室・トイレ設備がありました。

管理棟前は10台弱の駐車スペースがあり、そこに車を止めて管理棟内で受付をします。

管理棟内では野菜の販売があり、この日は朝採のとうもろこし、フルーツトマト・じゃがいも・玉ねぎ・パプリカ・きゅうりの販売がありました。

無農薬野菜で手間がかかっている分、スーパーで買う野菜よりも値段は高めかなという印象を持ちました。
（きゅうり２本で100円、玉ねぎ・ジャガイモは400円/kg）

薪や炭も販売されていますが、値段は高めです。

楢薪は１束1000円、焚付け用は500円、炭800円、備長炭1100円です。


道志でのキャンプ場ではほぼ標準と思われる利用者用の冷蔵庫も完備されています。

冷蔵庫は清掃が行き届いているようで、これだと夏場や２泊以上する時に肉や魚を入れるのに躊躇しないかと思います。
利用者用の冷蔵庫のほか、ビール等の飲み物販売用の冷蔵庫もありました。


トイレは洋式で管理棟以外にもCサイト前にあるトイレ棟があります。

管理棟内のトイレは男女共用、Cサイト前のトイレ棟は男女別です。
トイレ棟の女性用はわかりませんが、管理棟、トイレ棟の男性用のトイレは普通の洋式です。
トイレを利用するときは土足厳禁でトイレの手前で靴を脱いで、備え付けのサンダルに履き替えます。
他のキャンプ場とは違い、靴の脱ぎ履きが増えるので、ブーツなどの脱ぎ履きに時間がかかるものはここのキャンプ場では避けた方がいいかもしれません。

シャワー室が２つあります。

シャワー室内の写真を撮り忘れましたが、３分100円で男女共用となり使用時には入り口に「使用中」の札をかけます。


＜チェックイン・チェックアウト手続き＞
アーリーチェックインは９時から12時まで、通常のチェックインは13時開始で12時から13時までに到着してもチェックインの受付はできません。
13時になったら、その時点でチェックインをする人に受付簿とルールと場内図が書かれたファイルを渡され、受付簿に氏名等の他に規則を読み遵守する同意書にサインをします。
利用時が連休だったためか、受付は到着順ではなく予めキャンプ場で並べた順番により呼ばれましたので、アーリーチェックインを利用しない場合は早く到着したから受付順番が早いわけではありません。
受付が完了すると、利用する区画番号が書かれた事前にネット申し込みをした受付票と概ね20L程度の指定ゴミ袋を渡されます。
利用する区画は利用者に選択権はあまりないようですので、早く到着してサイトの下見をしても意味はありません。
また、利用規則が書かれたファイルはそのままチェックアウトまで持ったままとなります。

チェックアウトは利用規則が書かれたファイルを返却するだけです。


＜ゴミ＞
チェックインで渡されたゴミ袋に入れて、管理棟横のゴミ捨て場に捨てることができます。
瓶・缶・ダンボールは持ち帰りゴミとなります。
お酒を大量に飲む方は要注意かもしれません。


＜炊事場＞
Cサイト前のトイレ棟横にある炊事場では、給湯設備がありお湯は２箇所で使えます。

キャンプ場全部を歩いていないので全ての炊事場は不明ですが、A13サイト前の「水場」とされている場所は簡易なシンクのみで屋根はありません。
おそらく多くの「水場」と表記されている場所は屋根なしの簡易シンクでお湯なしかと思われます。



＜遊具＞
トランポリンやブランコなどの遊具が点在しています。
お子さんが結構利用していましたので、早朝から日没まで賑やかな声が聞こえますので、気になる方は遊具の近くは避けたいと予約時に申し出た方がいいかと思います。


＜サイト＞
サイトによりかなりの大小があります。

サイトによっては車・テント・タープを入れるのは、どう考えても無理と思うものもあります。
（Sサイトは元々ソロ用としてのサイトなので、ここを利用していた方はスノーピークのペンタ程度のサイズのタープに小型車での車中泊でサイトギリギリの使用感でした。）
今回Aサイトを使用しましたが、ランドロックやエントリーパックTTを入れられる人もいれば、私の場合は天気がよければリビシェルSにコネクトタープの組み合わせを考えていましたが、コネクトタープを設営したら車が入らないサイズでした。

リビシェルSの前面はあと１mほどしかなく、これを横にしタープを張ると張り綱で車が置けないサイズでした。

ファミリーで来ると広め、ソロやデュオだと狭めを充てがわれるのか、デュオの方がかなり設営に苦労している姿を見かけました。
閑散期だとサイトの変更ができるかと思いますが、ハイシーズンだと難しいでしょうから、この時期での少人数でのキャンプはある種の「リスク」があるかもしれません。

複数ファミリーで申し込むと隣り合わせのサイトを利用できるようです。
実際にそのように使われている方も多く見られました。
ファミグルが多いということは・・・キャンプをされる方はお察しのとおりです。

全般的にお子さんがいるファミリー向けキャンプ場で、ソロ・デュオにはやや不向きなキャンプ場かもしれません。

＜気候＞
標高が1460mですので、真夏に行けばかなり快適な夜を過ごせるかと思います。
平地と比べ、気温は低く天候も読めない部分がありますので、平地より２ヶ月先の服装、準備で行くのをお勧めします。


＜その他＞
国定公園内にあるようですので、キャンプ場内の木を拾って薪にするのは厳禁とされていました。
直火は禁止で備え付けの焚火台があるとありますが、軽自動車のホイールが焚火台となりますので灰の処理が大変ですから、焚火台は持参すべきです。