二泊三日で過ごした朝霧ジャンボリーオートキャンプ場。
初日は天気に恵まれ、二日目は曇天と風、三日目は晴れと珍しく天候に恵まれたキャンプでした。
自分の備忘録と今後利用される方へ施設等の紹介をしたいと思います。

朝霧ヴィーナスガーデンゴルフ場に隣接されたキャンプ場で、繁忙期以外ではゴルフ場の管理棟でキャンプの受付をします。
管理棟前の駐車場はおおよそ10台強駐車できますが、ゴルフ利用者が駐車していたのか空きは１台しかありませんでした。
管理棟は売店を兼ねていて、杉薪が1束600円、コールマンのホワイトガソリンなどのキャンプ用品が販売されていました。

受付が完了すると入場許可証を渡されるので、キャンプ場内にいるときは車のダッシュボートなど見える場所に掲げておきます。

入場許可証の裏面にはサイトマップ、注意事項、キャンプ場周辺マップが記載されています。

ゴルフ場が併設されているので、「キャンプDEゴルフパック」というプランがあるのがこのキャンプ場の特徴かもしれません。
キャンプ（宿泊）利用者は平日だと2,100円、土日祝だと3,150円でレンタル無料でゴルフができるパック。
ゴルフをされる方はこのパックでキャンプとゴルフを楽しめるのかもしれません。

受付を済ませ、ゴルフ場沿の外周路を走るとキャンプ場の入場門があり、ここからキャンプ場へ出入りすることとなります。
入場門からは未舗装路。車高の低い車は走行上やや不安な感じのする路面状態です。

キャンプ場のサイトマップの看板がこちらになります。

AC電源サイトを除き、全てのサイトが芝のフリーサイトです

繁忙期のみ営業するキャンプ場内管理棟はIサイト前にあります。

場内管理棟前に自販機があり、ここでペットボトルの飲み物は買うことができます。
全て500mlのお茶やジュースで160円で販売されていましたので、安くも高くもない自販機価格で売られていました。

場内管理棟周辺のみにあるのが、まずは炭・灰捨て場。


そしてシャワー室

シャワーは混雑日以外は無料で1回15分となっていますが、特に硬貨投入する機械もタイマーもありません。

シャンプーやボディーソープの備え付けはありませんので、必ず持参する必要があります。
私が行った日は通常営業日扱いでしたのでシャワー利用料金は無料でした。
設営後や陽が落ちる前にシャワーを浴びに行きましたので、二泊三日で５回ほど利用させていただきました。
水圧も温度も全く問題はありません。

かなり広い敷地のキャンプ場ですが、炭・灰捨て場とシャワー設備がここ１箇所にしかありませんので、利便性を考えるならI・Mサイトの二択になるかと思います。

各サイトにあるのが炊事場になります。
こちらの水は富士山の天然水とのことです。

看板効果と時期もあるのでしょうが、水は冷たく、無味無臭の美味しい水でした。
キャンプ場によっては絶対に飲みたくない水もありましたが、こちらの水は今まで利用したキャンプ場で３本指に入る水質だと思いました。

全部で10サイトあるキャンプ場で、唯一の区画（指定）サイトが管理棟のあるIサイト横の電源サイトです。


区画サイトと表現しましたが、ロープや植え込みなどで区画を明確にするものはなく、電源が目印のようです。


電源ボックスを開けてみて、使用できる電源を確認したところ15Aまでは使用できるようです。

安全に冬キャンプをするなら電源サイトを選択するかと思いますが、こちらを利用する場合は1,000円割増となります。


私が今回利用したのがMサイト。

このサイトはペット禁止サイトとなります。
Mサイトは炊事場が２箇所、トイレが１箇所と利便設備の数は他のサイトよりも多いのが特徴です。
場内管理棟もMサイトの端で設営しましたが、歩いても３分程度で坂もありませんので不便さはありませんでした。

Mサイトのごく一部の写真となりますが、広いサイトでも平坦な場所は半分以下という印象でした。

Mサイトの全てを見てはいませんが、隣接のNサイト寄りに設営すると富士山は山頂部分しか見ることができません。


NサイトはMサイトと比べると比較的開けている感じがしました。

こちらはMサイトよりも富士山が裾野よりも上を見ることができる一方、傾斜地にあるので一番山側か谷側のどちらかしか平坦な場所はありません。
こちらも平坦な土地は全体の半分程度という印象です。
炊事場、トイレは谷側に各１箇所です。

他のサイトは見に行っていませんので詳細は不明ですが、全体的に傾斜地が多い印象を持ちました。
混雑時に利用すると、少ない平坦地はかなりの激戦地になるのではないかなぁと思います。

利用料金は入場料＋サイト利用料を合算した金額となり、ネット予約をするとサイト利用料が200円割引になります。
私の場合、ソロで二泊三日ですので入場料1,000円x２泊、サイト使用料1,650円x２泊の5,300円からネット割引が200円x二泊となり4,900円。
冬だとサイト使用料が600円になるようです。（入場料は同額）

こちらのチェックインは午前８時から、チェックアウトは午後４時までとかなりのんびりできるキャンプ場です。
雪がどの程度降る場所かはわかりませんが、これからの冬キャンプだと天候が良ければしっかり乾燥でき、薪ストーブも十分冷やして片付けることが可能かと思います。

周辺環境はキャンプ場から車で５分くらい、国道136号を本栖湖方面へ向かった場所にファミリーマートがありますので、簡単なものは入手できそうです。
（入場許可証にあった地図ではサークルKと表記されていたので、おそらく以前はサークルKだったかと思います。）
キャンプ場は国道136号に近く、山梨から静岡へ抜ける幹線道路のようで、夜でも大型トラックの走行音が若干聞こえます。
人によってはキャンプの時に人工音を聞くのが嫌って方もいるかと思いますので、そこを気にする方だと気にするかなぁという程度の音です。
この国道はかなりの交通量ですので、キャンプ場から出て136号を山梨方面へ出るときは信号がないので、なかなか136号に入れないかもしれません。

牧場地が近いのか、昼は感じませんが夜になると牛臭というか畜産臭が風にのってきました。
個人的には時々臭うかなって程度の感じ方ですが、牛臭などの畜産臭がダメな方はやや不向きかもしれません。

二泊以上だと買い物は多少不便かもしれませんが、富士山を見ることができチェックアウト時間も長くゆとりのあるキャンプが楽しめるキャンプ場の１つかと思います。